第2回デジタルシティ京都会議 国際シンポジウム (2001.10.18)

ヨーロピアンデジタルシティ連合
TeleCities - Network of New Digital Cities

イングリッド ゲッツル
テレシティ, ヴィエナ市代表

テレシティはヨーロッパの約120の主要都市や中小都市を結ぶネットワークである. このネットワークは情報社会に関連する運営をヨーロッパ全体にわたって行ない, ヴィエナ市がその議長を務めている. また, 主要なビジネスパートナーが会員として提携している.

テレシティの取り組みの基本は, ネットワークを活動基盤として, 情報社会のイニシアティブを定義するための研究および高レベルな戦略活動を行ない, ヨーロッパ都市全体にその政策を確立して行くことである.

"新しいデジタルシティ"へ向けた都市の展望について, ヴィエナ市を例に挙げ, 戦略的目標, 情報通信技術の現状, および政策に関連するプロジェクトについて紹介する.

最後に, テレシティネットワーク上で行なわれているプロジェクトについて述べながら, 新しいデジタルシティと先端技術によるネットワークとの相互依存について明らかにする.

Gotzl イングリッド ゲッツル:1982年よりヴィエナ市のIT管理部門に従事し, 予算執行, 福祉, 医療分野で数々のITプロジェクトマネージャーを担当. 1996年にICTマネージメントポリシー最高責任者となり, IT人事やEUとの情報通信技術の責任者となる. テレワークと電子行政の関係や組織面に重点をおき, テレワークを行政に導入する. この取り組みをテーマに, 2001年, Derby大学で名誉理学士を授与される. 1998年よりテレシティ運営委員会のヴィエナ市代表として指名される. 2001年1月よりヴィエナ市長代理として, テレシティの議長役を務める。また、オーストリア市町村連合IT部門のヴィエナ市代表でもある.

Conferences
[戻る]