第2回デジタルシティ京都会議 国際シンポジウム (2001.10.18)

人間関係のネットワークを
分析する

Living Wired in a Networked World

バリー ウェルマン
トロント大学

先進国世界に住む多くの人にとって, いまやコミュニティは, 密接に繋がり緊密にまとめられたグループではなく,ネットワークで結ばれた個体の集まりとしてとらえられている.

このことを論証するため, 我々のネットラボのネットヴィレや米国地理学協会のコミュニティ研究, そして企業や大学の知識労働者のネットワーク利用に関する我々の調査結果を挙げる.

Wellman バリー ウェルマン:1959年ブロンクス科学高校卒, 1963年ラファイエット大学卒(歴史学), 1965年ハーバード大学修了(社会関係学),1969年同大学博士号取得(社会学). 博士論文では, 人種, 階級, 学校の分離が青年のアイデンティティ及びコスモポリタリズムに与える影響について検証. バリー氏の研究分野はネットワーク(「コミュニティネットワーク」「コミュニケーションネットワーク」「コンピューターネットワーク」「社会ネットワーク」). 同氏の研究はバーチャルコミュニティや職場, 社会的支援, コミュニティ, 親類関係, 友情関係, 社会ネットワークの理論および方法論と多岐にわたる. トロント大学を拠点に ネットラボの監修を行なうかたわら, 社会学部の教鞭を取る. また, 都市コミュニティ研究センター, 知識メディアデザイン研究所, ベル大学協調環境ラボにて研究を行い, 情報学部の任命メンバーを兼ねる. IBM知識管理協会の特別研究員, 社会科学研究議会(フォード財団)における情報技術, 国際提携, グローバルセキュリティープログラムの委員会メンバー. これまでに約300本の論文執筆, 80名の学者との共著があり, 3冊の書籍の編集者となっている.
(http://www.chass.utoronto.ca/~wellman/)

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