夏 琳思
2009年10月修士課程入学
中国の大学を卒業し,石田・松原研究室の修士課程をとっている留学生です。ここに来てから,生活面や学習面のいずれもみんなにたくさん助けられました。 石田・松原研究室の雰囲気はとてもよく,メンバーとはすぐ打ち解けることができ,グループの中にタスクや問題があれば助け合って取り組む文化があります。個人研究にも毎回の発表でも先生や先輩たちからとても丁寧なコメントをいただけます。 そのため,はじめは論理的な発表ができなかった私もだんだんよくなってきていると思います。
石田・松原研究室の他の研究室との最も大きな違いは,様々なアクティビティがあって,いつも最先端の技術をビジネスに結びつけられることだと思っています。 私はここに来てから,WikipediaのプロジェクトやNTTとの共同実験など,たくさんの経験を積むことができています. これらは将来の研究や就職の道に非常に役に立つと思います。 留学生として海外に出て,生活に対する不安を抱えるのは当然ですが,留学生数が研究科で最も多い石田・松原研究室は異文化を容認する姿勢を持っています。 みんなは多様性や文化的アイデンティティを尊重しており,世界的なコラボレーションが行われてます。
片山 大
2009年4月修士課程入学
私は大阪大学の基礎工学部で機械学習の研究をしていました.理論メインでの研究でしたため, より実社会に近い研究をしたいと思い,社会情報学専攻を受験し,石田・松原研究室にくることができました.
現在は,松原准教授の下で試行錯誤しながら情報経済・メカニズムデザインの研究をしています.M1で分野が変わってしまったため,基礎知識を得ながら研究する必要があり, 苦労もありますが,勉強先輩や後輩との議論,論文や書籍などでの勉強・情報収集によりなんとか追いつけています. 社会情報学専攻は,いろいろな分野の人がおり,研究室間の垣根も低いためさまざまな分野の友人ができ,研究の相談から,日常生活までとても有意義に過ごせています.まだ在籍してから1年もたっていませんが,私の人生に大きな良い影響を与えていると確信しています.
中島 悠
(2006年3月修士修了,2009年3月博士学位取得)
京都大学 情報学研究科/特定研究員(産官学連携)
学部時代は大阪大学に在籍し,修士課程から博士課程までの5年間を,石田・松原研究室で過ごしました.私は情報技術,特にエージェントシミュレーションと社会との接点に興味があり本研究室を選びました.修士課程から博士課程の前半には避難行動のシミュレーションを,博士課程の後半には交通シミュレーションに取り組んでいました.
石田・松原研究室は,現実社会で実際に起こっている問題を情報技術を用いることで解決しながら,学術的な研究として深めていく点に特徴があると思います.また,本研究室は,企業との共同研究や開発プロジェクトのような対外活動も盛んに行っており,学生は,第一線の研究者と現場に近い様々な経験を積むことが出来ます.
自分にやりたいアイディアがあれば,石田先生はそれを推し進めるための枠組み作りに尽力下さるので,一人の学生の力では成し遂げられないほどの影響を社会に与えるチャンスがあります.そう言った点で,情報技術による社会への貢献に興味のある方にはオススメの研究室です.